<第1228話>
敦賀の手前で一行は、鉄砲隊までくり出したものものしい盗人狩りを見た。町奉行が財布を盗まれたというのだが、そのものものしさに何かいわくありと黄門さまは察する。案の定、財布の中には奉行の抜け荷を証明する品が。盗んだ男は、必死の逃亡。人質の男の子との間に奇妙な友情が芽生える中、瞼の母の行方を捜すが…。
<第1229話>
小浜を訪れた一行は、めのう細工の名人の元を訪れるが、頑固者で仕事場すら見せてくれない。一方、格之進は子連れの女に、夫のふりをして父と会って欲しいと頼まれる。その父とは頑固者の名人。女は数年前駆け落ちし、家を飛び出していた。親娘の絆を結びつけ、めのう細工の利権を狙う悪の魔の手を阻む黄門さま。