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電動モビリティベンチャー「glafit」パナソニックなど9者から計約10億円資金調達

電動キックボードなどの開発を手がける和歌山市のベンチャー企業「グラフィット」が、「パナソニック」を含む大手企業など9者から、あわせておよそ10億円の出資を受けたことがテレビ大阪の取材でわかりました。電動の小型の乗り物は大阪・関西万博の会場でも導入が予想されるなど、市場が急拡大しています。

Q:どのくらいのスピード?
【鳴海CEO】
「いま20キロくらいですけど原付の法定速度30キロくらいは出ます」

2017年に創業した和歌山市の電動モビリティメーカー「グラフィット」は、地元で開発・生産する“日の丸電動キックボード”などが注目されている企業です。

これまでバイクメーカー大手の「ヤマハ」と提携しおよそ1億円の出資を受けたほか、2020年にはアメリカ・ラスベガスで開かれる世界最大の家電見本市「CES」にも出展。海外のキックボードには珍しいミラーやウィンカーがデザイン段階から取り入れられるなど、日本の厳しい安全基準をクリアした車体が海外でも高く評価されていました。

さらに11月中旬には、国が“日の丸ベンチャー”を選び支援する「Jースタートアップ」のプログラムで、関西地区の優秀企業として初めて選定されていました。

この「グラフィット」がきょうまでに、大手電機メーカー「パナソニック」を含む
9つの大手企業やファンドなどから、あわせておよそ10億円規模の出資を受けていたことが、テレビ大阪の取材でわかりました。

資金調達は2019年に続く2回目で、今回の資金は生産やマーケティング機能といった
会社体制の強化に使うということです。今回の資金調達について「グラフィット」の鳴海CEOはー

【鳴海CEO】
「ハードウェア(ものづくり)スタートアップは成功事例が少ないため資金調達が困難。IT系のスタートアップに比べて難しい中、かなりの金額を調達できてうれしい」

また、グラフィットへの初出資を決めたパナソニックのモビリティソリューション部門を率いる村瀬氏も、単独インタビューに応じました。

【パナソニック 村瀬参与】
「マイクロモビリティ(小型の乗り物)を盛り上げるためにはいろいろな方がコネクトすることが必要。出資自体に大きな意味はない。それよりもglafitと一緒にやることに意味がある」

この2社は2019年からバッテリー残量を遠隔で管理・把握するシステムの実証実験で協力してきましたが、今後は電動キックボードのバッテリー残量から残りの走行可能距離を導き出す機能の搭載を目指すなど、製品開発での協力関係を強める方針だということです。

「グラフィット」CEO単独インタビュー
テレビ大阪ニュース【配信】
https://www.youtube.com/channel/UCd6GEK664CTEWRZda7Fu7Lg

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